- QWindows Server 2003 のActive Directory に参加できない。[Active Directory / NISに関するトラブルシューティング]
- A
Active Directory の参加に失敗すると、右のようなエラーメッセージが表示されますが、いくつかの原因が考えられます。
【確認事項1】ドメイン名やDNSサーバの指定に誤りがありませんか?
ドメイン名、DNS サフィックス、DNS サーバのIP アドレスの入力に誤りがあると、Active Directory に参加することが出来ません。
【確認事項2】Active Directory 参加用のユーザ設定、アカウント入力に誤りがありませんか?
あらかじめ、proNAS がActive Directory に参加するためのユーザアカウントを用意する必要がありますが、そのパスワード設定には注意する必要があります。
注意すべき箇所は右記2箇所です。
「ユーザは次回ログオン時にパスワード変更が必要」(1)にチェックを入れてしまうと、Windows Server がパスワードの変更を求めることになりますが、proNAS はそれに応じることが出来ませんので、ここはチェックを外す必要があります。
次に「パスワードを無期限にする」(2)にチェックを入れないと、パスワードに期限が設けられてしまい、期限が来るとproNAS はActive Directoryに参加できなくなりますので、ここはチェックを入れる必要があります。(「Active Directory に参加できなくなったらパスワードを変更する」という運用ルールにするのであればこの限りではありません)
ユーザを作成した後に設定を変更する場合は、右の画面になります。
また、proNAS Manager の入力に誤りがないこともご確認ください。
【確認事項3】Active Directory 参加用のユーザが所属するグループは?
proNAS がActive Directory に参加するときに使用するユーザは、「Administrators」「Domain Admins」「Account Operators」のいずれかに所属している必要があります(1)。
また、そのグループが、そのユーザにとってプライマリグループである必要があります(2)。
【確認事項4】LAN Manager認証レベルは対応していますか?
Windows Server 側のLAN Manager 認証レベルを確認し、proNAS Manager の設定も確認してください。
確認手順は次の通りです。
手順1: |
Windows Server の「ドメインコントローラセキュリティポリシー」を開きます。 |
手順2: |
「セキュリティオプション」>「ネットワークセキュリティ:LAN Manager 認証レベル」のポリシー設定を確認します。
ポリシー設定が「NTLMv2 のみ送信」になっている場合、proNAS 側の設定も合わせる必要があります。
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手順3: |
proNAS Manager の「アカウントマネージャ」>「Windows/LDAP 認証サーバ設定」>「Windows 設定」>「NTLMv2 認証を起動します」にチェックを入れてください。
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