【ProNAS共通】 よくあるご質問

Qボリュームマネージャで容量が0と表示されている。[ボリュームマネージャに関するトラブルシューティング]
AVGやLVを作成済みにも関わらず、下の画面のように、容量が0と表示されることがあります。


【原因】
上の画面の例は、1GBのUSBフラッシュメモリを接続したまま、電源を投入してしまった状態です。USBフラッシュメモリは、既存のVolume Setより優先的にメインシステムに認識するため、デバイスファイル(/dev/sd x)が繰り下がってしまいます。
この画面の/dev/sdbとは、元々/dev/sdaだったもので、proNAS OSのボリューム設定はそこに保存されています。USBフラッシュメモリを接続したまま電源を投入したことで、USBフラッシュメモリが/dev/sdaとして認識してしまっています。
しかし、proNAS OSは諸設定を/dev/sdaに読みにいこうとしますので、「ボリューム情報が無い」ということになるため、上記のような表示になってしまいます。この現象は、USBフラッシュメモリに限らず、USB接続のHDDやカードリーダーでも同様になる可能性があります。

【対策】
下記の手順で修復します。
手順1: コンソールでログインし、「lvdisplay」と入力してEnterキーを押します。 -bash-3.00# lvdisplay
/dev/sda2: open failed: No such device or address
No volume groups found
すると、不整合を起こしているデバイスファイルが表示されますので、これを削除します。
手順2: 「rm (デバイスファイル名)」と入力してEnterキーを押します。 -bash-3.00# rm /dev/sda2
手順3: USBフラッシュメモリを外してシステムを再起動してください。
※ファームウェアのアップデートなどで、USBフラッシュメモリを使用する場合は、proNAS OSが起動していることを確認してから接続してください。

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